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原爆投下の正当性、米核不拡散担当特使が強調
 【ワシントン=大塚隆一】米国のロバート・ジョゼフ核不拡散担当特使(前国務次官)は3日、国務省で行った記者会見で、広島、長崎への原爆投下について、「さらに何百万人もの日本人が命を落としたであろう戦争を終わらせたという点に大半の歴史家は同意すると思う」と述べ、改めて正当性を強調した。

 原子力平和利用分野における米露協力に関する記者会見で、「原爆投下は技術の非常に無責任な利用だったと思う」と指摘されたのに反論した。
(2007年7月4日13時33分 読売新聞)
私はアメリカは好きなんですが、その反面、「アメリカ人に生まれなくて良かったなあ」と思うことも多々ありまして、今回の件はまさにそれです。(全然関係ないんですが、『日本人に生まれてよかったなあ』と思うことはいっぱいあります。前世が良かったから日本に生まれる事ができたのだと本気で思ったりして)

アメリカの広島・長崎への原爆投下は、人種差別の思想に依る人体実験でしかありません。(さらにソ連に対して牽制する必要もありました)
これは、ナチスのホロコースト、中国の文化大革命、スターリンの大粛清等と並ぶ、人類歴史上最低最悪の民族大虐殺です。ジョゼフ氏の発言は、例えるなら、ドイツの要人が、「ユダヤ人虐殺は必要だった。正しい事だった」と発言するようなものです。本当に核を落として戦争が終わると考えているならば、なぜイラクには落とさなかったのでしょうか?また、戦争を終わらせるためなら核を使用しても良いという考えは非常におかしいのではないでしょうか?ジョゼフ氏だけではなく、アメリカ人の原爆に対するこの考え方は、あらゆる面から考えてもかなり破綻しています。この辺りに「謝れないアメリカ」の病理みたいなものが見えると思います。
この病理に侵されてるのは当のアメリカだけではなく、日本もだと思っています。アメリカが日本に対して行なった原爆投下と本土空襲は「戦争行為」ではなく、明確に国際法に違反した「虐殺」ですが、日本人にはその認識があまりないように思います。なんとなく、日本の方から戦争を仕掛け、その報復として原爆を落とされた…と思いこんでいる気がします。少なくとも私はそうでした。いわゆる「平和学習」というやつを受けた結果でしょう。広島の原爆死没者慰霊碑に彫られている「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」という言葉などはそれをよく象徴していると思います。まるで日本人が悪い事をしたからその罰として原爆を落とされたかのような言い回し。過ちを繰り返さないと言うべきなのはアメリカであるはずなのに。
原爆投下と大東亜戦争は分けて考えるべきだと思います。日本はアメリカと「戦争」をしていましたが、アメリカは戦争のどさくさにまぎれて日本に対して「虐殺」を行ないました。「戦争」は軍服を着た兵士のみ殺すことを許されている、国際法に則ったれっきとした外交手段の一つですが、「虐殺」は無法で無秩序な、およそ非人道的な行為であり、到底許されるものではありません。
今後アメリカや他の諸外国が何を言おうと、我々日本人は「原爆投下は国際法違反であり、どんな理由があろうと許されるものではない」と言い続けなければならないと思っています。
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