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枕に通うとも咎なきものは花の香り、
遠寺の鐘、夜の虫の音はことに哀れなり。

憎くとも宥(ゆる)すべきは花の風、
月の雲、うちつけに争う人はゆるすのみかは

松平定信
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李登輝氏の「武士道解題」より抜粋。
昔の日本人は本当に美しい言葉を作っていたのだなあと思う。こういう美しい歌がふいに目に飛び込んでくると、なんというか、汚れた日常wから一瞬だけ清らかな空気の中にポンと意識が引き上げられるような気がする。だから本を読むのって好き。
ついでに、私が好きな歌を思いつくまま挙げてみます。
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願はくは花のしたにて春死なむ そのきさらぎの望月の頃
西行

ここでいう「花」とは、「きさらぎの望月の頃」が旧暦2月15日=3月中旬ということからも、桜のこと。ちなみに釈迦入滅の日でもあります。
西行は、望み通り、2月16日に亡くなりました。この歌からは、寂しいけれども荘厳で美しい情景が浮かび上がってきます。
西行は桜を非常に愛し、よく歌に詠みました。この歌の他にも、たくさんの美しい歌を遺しています。
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身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂
吉田松陰
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憂きことのなおこの上に積もれかし 限りある身の力試さん
山中鹿之助

この歌は私の座右の銘になってます。
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他にも、天皇陛下の御製(素晴らしいものが多すぎて選べない)、東郷元帥の「五省」、様々な歴史上の人物の辞世の句など、どれも胸に迫ってきて心打たれる。

ところで西行が生きていたのは800年ぐらい前ではないかな。そんなに昔の人の言葉を普通に読めて色々と考えられる環境というのは、世界的に見て非常にまれな、貴重なことではないかしらん。
このような美しい言葉を作り出した先達と、その歴史に感謝。そして日本語万歳。
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2006-06-20 Tue | 日記 | TrackBack:0 | Comment:0 | Top↑
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